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ほんまる!!2

審神者生活が始まって2日目。
流石に切国一人で出陣させるのは気が引けるので
もう一人位鍛刀してみようと思い広間へと向かう。
本丸での鍛刀には近侍の同行が必要らしい。
ということで自室に居る切国に声を掛けに行く。
「切国ー?ちょいと良いかね??」
襖を開けると切国が見当たらない。どこ行った?
そう思い部屋を見回すと隅の方に白い塊…ん?
「切国君?何してるん、そんな隅の方で」
隅の方にあった白い塊は他でもない切国だった。
「ん……審神者、俺に何か用か」
「あぁ、ちょっと鍛刀したいから同伴頼みたくてさ」
「やはり写しの俺だけでは不満か……」
「違うからね。お前一人出陣させるのは俺が嫌なの」
「…口ではどうとでも言えるだろう。」
相変わらずネガティブ全開な切国を連れて広間へと入る。

鍛刀部屋には鍛刀を担う小さな鍛冶屋が居る。
妖精みたいなものなんだろうか。
ソイツに資材を渡すと新たな刀を打ってくれるのだ。
で、その刀を俺が切国と同じように具現化する…と。
資材は玉鋼、木炭、砥石、冷却水。
それを好きな量だけ鍛冶屋に渡す。
「初回だから全然量分からんな。切国どう思う?」
「俺だって分からない…審神者の好きにすればいい」
「じゃあ…取り敢えず全部最低限の数だけ渡しとこうかな」
ということで各自50個ずつ資材を渡した。
後は刀が打ち終わるまで待つ。

モノによって鍛刀時間が変わるらしい。
今回は20分だと言われたので切国と共に待つ。
「どんな子が来るんだろうな〜」
「……俺には関係ない。どうせ名だたる銘刀なんだろ。」
「またお前はそう言う。人の身を持ったのはお前が先なんだからちゃんとサポートしてやれよな」
「俺なんか……」

そんな雑談を交わしているうちに20分が経った。
鍛冶屋から渡されたのは切国と比べてかなり短い刀身の刀。
「随分と短いね。」
「それは短刀だからな…」
「ほう…なるほど。切国は?」
「俺は…打刀だ。」
「へぇ〜。取り敢えず具現化してみようか。」

隣の部屋に移り切国の時と同様の手順で召喚する。
そうして現れたのは艶のある黒髪の男の子…
やはり刀身が短いと人の身は小さくなるようだ。
しかし身体は小さくともどこか凛々しい雰囲気を纏っている。

身体がはっきりと具現化し終わると彼はニッと笑い
「よお大将。俺っち、薬研藤四郎だ。兄弟ともども、よろしく頼むぜ」
そう言った。見た目と比べてかなり男前な性格のようだ。
「あぁ、俺は奏。これからよろしく。」
こちらも挨拶を返す。
そこでふと薬研の弟達について尋ねる。
「薬研には弟がいるのか?」
「おぅ!弟だけじゃなく兄貴も居るぜ?」
「そうか。じゃあ早く一堂に会せるようにしなきゃな」

その後薬研に切国を紹介し、本丸について説明する。
薬研はその口調から分かるようにとてもしっかり者で
小さな身体に似合わず「兄貴」という言葉がしっくりくる感じだ。

取り敢えずこれで少し出陣しても大丈夫だろう。
2人には後日初陣に出てもらおうと思う。



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